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はちょと三ツ星

★★★Triple Star~Many shining stars~のプレイヤー「はちょ」による、★★★に関するあれこれ。

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マリーナとエンドの会話 ツバメさん周辺の事

なむさんところのツバメさんとアマツさんに関することで、ちょっと噛ませてもらってます。
これからの話運びがどうなることか…ドキドキしつつ。

ツバメさんに「エンドに昇格おめでとうって伝えて」って言われたので、ついでに現状を吐露しちゃうマリーナと、それを聞いたエンドの会話を考えてみた。
ほんと会話を綴っただけなので、ストーリーとか言い難いですよ。
続きからどうぞー。

拍手[1回]


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とある昼間、星見の丘で。

マリーナに誘われて、エンドはこの丘にやってきた。
見晴らしが良いその場所に立ち、マリーナは辺りを見回した。

「…どなたもいらっしゃいません、ね。」

ほっとしたように呟くその声を聞き、エンドは訝しげにマリーナを見た。
その視線に気づいて、また苦笑するマリーナ。

「まずは、トリプルスター昇格おめでとうございます。…ツバメさんも、お祝いを伝えてほしいと仰っていましたよ。」
「……。ありがとう。」

エンドは話題を変えられて目をぱちぱちさせたが、とりあえず謝辞を述べた。

「ツバメとは仲良いの?随分前にツバメ、フラれたって言ってたけど」

素直に疑問をぶつけると、今度はマリーナが目をぱちぱちさせ、次いで恥じらった。

「は、はあ…ツバメさんを振ったつもりは一度もないのですが…ツバメさんがそう思っていらした時期はありますね。
 …その、今は、お付き合いさせて…いただいてます…」
「……へえ」

なんだ、ツバメの勘違いだったのか、と恥じらうマリーナを見つつ思う。
マリーナはこほん、と咳払いをして居住まいを正した。

「それから、ちょっとお願いなのですが…しばらく、ツバメさんのことはお話にならないで頂けませんか?
 どなたかにツバメさんの事を聞かれても、知らないと…仰って欲しいんです。」

真剣な少女の様子と、その言葉の内容に、エンドは目を見張った。

「…何、それ。何か厄介事でもあったの?」

どう聞いても、ツバメがその渦中にあるとしか思えないエンドは、顔を顰めた。
マリーナの表情は曇り、心配している様子がありありと伺える。

「…最初は、どなたかに忠告された、と言うお話だったんです。どういう理由かはわかりませんが、ツバメさんが危ないらしい、と…。
 それから今までは何もなかったのですけれど…先日、ツバメさんが嫌な予感がなさったそうで、ご自宅の画廊に行ってみたら、荒らされていたと…。
 空き巣か何かでは、とお伺いしたのですけれど、金目のものはなくなっておらず、部屋に刃物の跡が…あったらしく…」

マリーナの話に、眉間の皺を深くするエンド。

「…狙われてる、って言う事…?」

こくり、少女は頷く。

「関係あるかわかりませんが、ツバメさんを探していらっしゃる女性もいらっしゃって…アマツさんと仰るのですけれど」
「アマツ?」

心当たりのある少年は、その人物を思い浮かべる。

「それって、黒い髪と目で、ちらっと刺青が見えたりする、刀を下げた女の人?」
「…ご存じなんですか?」

きょとんとするマリーナに、エンドは渋い顔をする。
この状況でその女が、裏の世界の人間の匂いがするとか言ったら、余計な心配をかけるだろうか。

「…まあ、ちょっと、会ったことあるけど。アマツが、ツバメを探してた?」
「…ええ…ツバメさんがアマツさんのお母様の居所を知っていらっしゃると仰っていたのですが…ツバメさんはご存じないと」
「…嘘だったのか」
「…嘘…でも、親が欲しい、と仰っていたアマツさんは、嘘をついている様子でもなかった気がするのですけれど…」

悩んでいる様子のマリーナに、親ねぇ、と冷めた様子のエンド。

「…でも、角の生えている狼と、ツバメという名前の人物を探していらっしゃる、と仰ったのは本当です。」
「角の生えた…?」
「…はい。ツバメさんがライカンスロープ…狼男さんでらっしゃるのはご存知ですか?ツバメさんが変身した姿が…角の生えた狼さんなのですが」
「……ああ、聞いたことある、かも」

あの時は暑さで少々ぼーっとしていたが。

「……。そう。今ツバメは?」
「あ、ええ…宿を取って、避難していらっしゃいますが…」
「ふぅん…その宿の場所、教えてくれる?」
「…はあ…どうなさるんですか?」
「僕に出来ること、するだけ。とりあえず身辺警護とか?」
「…身辺警護…」

エンドにそんなことさせて良いのだろうか。
そんなふうに悩むマリーナを見て、エンドは付け足す。

「何もしないよりは、僕の気が済むってだけだから。やりたいって言って受けてくれるかどうかは、ツバメ次第だし。」

そう言われれば、マリーナも苦笑しつつ、宿の場所を教えた。

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