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はちょと三ツ星

★★★Triple Star~Many shining stars~のプレイヤー「はちょ」による、★★★に関するあれこれ。

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とある医師の手記

どこかにあるかもしれない
どこにもないかもしれない
ワイルドローゼ医院の主人だった医師の手記。
こうしてメディコは引き取られてきた。

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或いは嘘 さえ知らない 研究者

ちみぃさんの引かれた診断がぐっさり刺さったので書いてみました。

ゆるくですが虐待表現があるので折りたたんでおきます。



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SS:魔法解析の結果を国に問い合わせた所。

ユージュは宮仕えと神官としての修行を並行して行っているので、宿舎に泊りがけになることも多い。
が、その日は運が良かったというか、偶然が重なって比較的早く邸宅に帰ることが出来た。
両親に挨拶すると、トレステラから手紙が届いていましたよ、と言われたので、早々に部屋に引き上げる。
トレステラから手紙が届く心当たりなど、ひとつしかない。
悪い事でなければいいが、と逸る気持ちを抑えて封を切る。

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ユージュへ
この間は世話になった。無事に帰りついたか?
あれからぼーっとして見えるのが治らないようで、周囲に心配されているので、頼んで魔法解析をしてもらった。
その術士が言うには、封印がわたしの魂の一部を巻き込んでいて、エネルギーも無駄に消費しているように見えるので、この術の在り方が本当に正しいのか聞きたいとのことだった。
わたしは特に不便に思っていないし、封印が堅固であるならそれで構わないと思うのだが、どうだろうか。
返事を待つ。
フェイツェイ
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文面に何度も目を通し、ユージュは複雑な思いを抱いていた。
ユージュは、神官としての位はまだ下っ端から中堅の間くらいの位置だが、四家の子女であることから、魔力もお墨付きだし将来も期待されている。
故にフェイツェイの神化事件の際、トレステラに派遣されたのだが…。
その際に知らされた、国でも一部の者しか知らない、この国の根幹とも言えるシステム。
「…知らない人から見れば、呪い、なのかもしれませんね。」
鈴の鳴るような小さな声は、誰にも聞こえないようにそっと紡がれて。

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フェイツェイへ
お手紙ありがとう。わたくしは元気です。
ごめんなさい、一応機密なので、あまり詳しく知らせることはできないの。
ねえ、昔話を覚えている?
歌の稽古ではあなたが叱られて、踊りの稽古ではわたくしが叱られていましたよね。
ただ純粋に信じていたあの頃が、懐かしい。
ユージュ
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SS:約10年前

とあるアジトにて。
 
「はー、読み聞かせって案外難しいんだな。でもやっと寝てくれたぜ」
 
寝室から出てきたルールを、リードが微笑で迎える。
 
「お疲れ様です、ルール。こちらの調べも大体終わりました」
 
ルールとリードが、木の洞に隠れた幼子を見つけ出して、半月が過ぎようとしていたころの話。 

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フローラの手紙

「おーいっ、大変だーーー!」

里の外部からの折衝を引きうける係の者が、可愛い封筒を手に血相を変えて神殿へ走る。
外部からの折衝というと、交易や郵便物の交換などがある。
郵便物は主に、フローラを影から護衛するアラリアからの現況報告だったりするのだが、今回は違ったようだ。
何だ何だと、神殿前の広場に住人達が集まってくる。

「何です、騒々しい。」

神殿の奥から、一人の女性が分厚い本片手にやってきた。読書中だったようだ。

「しっ、しっ、司祭様!!これが落ち着いていられますか!?
 ふ、フローラ様からお手紙ですっ」


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