リフォスは実は偽名です。
だからと言って本名も既に不明です、本人も忘れてしまいました。
でも名前がないと不便だなーと、「謎」を意味する「グリフォス」という単語から拝借。
リフォス曰く、『「グリフォス」って、語感がなんか強そうで性に合わないですよ』とのことで、グを抜いてリフォスに。
リフォスは実は2000年くらい前の古代人です。
生まれた時から奴隷階層で、当時は愛嬌と素直さとちょっぴりの賢さでご主人に気に入られて生きていました。
その古代文明ももう行きつくところまで行っちゃった感じで、富、名声がそろえば、永遠の命が欲しくなるというもので。
貴族連中は秘密裏に不老不死の秘薬の研究に乗り出しました。
最初は流民難民など国外の人を実験台にしていたわけですが、それでも実験台が追い付かなくなり、やがて自国の奴隷にも魔の手が伸びます。
そしてやがてリフォスにも…。
端的に言えば、リフォスの飲んだ薬は”成功品”でした。
ただまあ、老いることはありませんが、死ぬことはあります。
全機能が停止し、回復に全ての力が注がれ、生存できる状態まで回復すると目を覚ます仕組み。
そして目覚めたときにはそれまで身につけた知識や技能に欠落が起こる場合があります。(この辺は長生きしてるのに知ってること少なすぎない?って考えて付けた設定)
その後、国は世情不安とか戦争とかで荒れ果てて無くなってしまいましたが、リフォスは何とか国を脱出。
新年カウントダウンテーマの時にお話ししたコイバナは本当です。何度目の初恋かはわかりませんが。
NM「古代遺跡の探検」で、最奥の資料庫でロストテクノロジーを発見したわけですが、結構高価な機器で奴隷に扱わせることがなかったので、リフォスは情報が詰まってる程度のことしか知りませんでした。
リフォスの言によると、「狂うのにも疲れました」ということで、今の自分が正気なのかどうかも定かではないと笑います。
永遠にも思われるこの時間を与えた薬のことは憎んでいて、遺跡で見つけた資料も解析手段が見つかる前に破壊する予定。
このまま2年くらいはトレステラで店を続ける予定ですが、「老いない」という特性上ずっと町にいるわけにもいきません。
やがてひっそりと旅立つのでしょう。
こっそり白状すると、ドリィ=ビスキュイさんにはとても好意を感じていました。
孤独、静寂を嫌うリフォスにとって、ドリィさんとのおしゃべりはとっても楽しい時間でした。
もう延々ドリィさんのお話聞いてられたらいいなくらいには。
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